【セミナーレポート】検温チェックが当たり前に!?~とある園長先生が語る現場のリアルな声~
まずはじめに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の中、子どもたちのために奮闘している教職員の皆様に敬意と感謝を申し上げます。
今回のオンラインセミナーには年度末のご多忙中にも関わらず全国からたくさんの先生たちに参加いただきました。
Withコロナ時代で様々な感染症対策、検温チェックは欠かせないものとなっています。買い物や食事をするたびに、サーマルカメラや非接触体温計などを見かけることは、当たり前となりました。保育の現場でも、検温が新たな業務に加わったことで、負担に感じることはありませんか?
今回は「検温チェックが当たり前に!?~とある園長先生が語る現場のリアルな声~」と題し、サーマルカメラ、非接触体温計の検温結果を一括管理できる「りりーふなっぷ らくらく検温」を導入した峯岡幼稚園(神奈川県横浜市)の西山俊太郎園長に、導入に至った経緯や、導入前の検温業務、導入後の検温業務の変化などお話しいただきましたので、検温業務見直しのヒントにお役立てください!
それでは、当日のレポートをご覧ください。
■開催概要
タイトル:検温チェックが当たり前に!?~とある園長先生が語る現場のリアルな声~
開催日時:2022年2月22日(火) 16時00分~17時00分
主催:株式会社ワイイーシーソリューションズ、VISH株式会社
● 「らくらく検温」と「園支援システム+バスキャッチサービス」が連携した経緯について
● 峯岡幼稚園・西山俊太郎先生の導入事例インタビュー
● ワイイシーショリューションズより「らくらく検温」のご紹介
● 参加者の皆様より事前に頂戴したご質問にお答えしました
当日の流れ
■講師
西山俊太郎(認定こども園峯岡幼稚園 園長)
小出 紗英(株式会社ワイイーシーソリューションズ)
「らくらく検温」と「園支援システム+バスキャッチサービス」が連携した経緯について
神奈川県横浜市にある株式会社ワイイーシーソリューションズが開発した「りりーふなっぷ らくらく検温」は、2021年1月23日に横浜市幼稚園協会の大会で実証実験を行いました。
それをきっかけに、ITに詳しい幼稚園の先生のご紹介で、VISH株式会社と出会い「園支援システム+バスキャッチサービス」とシステム連携を開始することになりました。
VISH株式会社・西尾 真吾 氏は連携した経緯についてこう語ります。
・なぜ「らくらく検温」と連携したのでしょうか?
「新型コロナウイルス感染症拡大の中、お客様より健康観察表や検温についてのご相談を多く受けておりました。 しかし当社では、『検温』、特にサーマルカメラや非接触体温計を開発するノウハウがなかったため、ワイイーシーソリューションズと連携することにいたしました」
・他社の検温システムは検討しましたか?
「ほかの会社様との連携は検討していません。既製品をむりやり使うのではなく、幼稚園さんや保育園さんの現場の声を丁寧にヒアリングして、要望に応えながら開発するスタイルが当社とそっくりだったため、人間力・技術力の親和性があり、出会ってすぐに連携することにいたしました。」
・実際に利用した感想
「園で使うサーマルカメラを利用しましたが、認識も速くとても正確でした。非接触体温計やアプリも、個人的に利用しているアプリよりも画面がわかりやすく、保護者や教職員の皆様の負担軽減につながると思っています。」
・お客様の反応
「たくさんのお喜びの声を頂戴しております。詳しくは、峯岡幼稚園の西山俊太郎先生のお話を楽しみにしていてください!」
峯岡幼稚園・西山俊太郎先生の導入事例インタビュー
神奈川県横浜市にある峯岡幼稚園は、平成27年(2015年)に幼保連携型認定こども園に移行。定員は240名です。
VISH株式会社のFacebookで「らくらく検温」と連携するプレスリリースを見て、教職員・保護者の負担軽減を考えていた西山園長はらくらく検温の導入を検討しました。
■コロナによる幼稚園生活の変化
『緊急事態宣言は初めての経験。去年、一昨年は、幼稚園があるのに、子供たちが通えなくなった。』
2020年1月から新型コロナウイルス感染症が感染拡大するなか、幼稚園・保育園では「分散登園・ソーシャルディスタンス・消毒・手洗い・マスク着用・検温」とこれまでになかった園務負担が一気に増加。コロナ前とは幼稚園生活の様子も一変した。
■らくらく検温導入前の検温業務
『子ども240人分の体温チェック表。保護者による毎朝の検温・記入、教職員による回収・振り分け・チェックが大変。』
・コロナの第一波(2021年6月)のなかでの分散登園
(1)プールカードみたいな検温カードを配布し、保護者が毎朝、検温・記入
(2)登園時・バス乗車時に教職員が回収・クラスごとに振り分け・チェック
(3)降園までに子どもたちの通園バックに入れる
・これらの業務に毎日30分ほどかかり、教職員のゆとりや保育にかける時間は奪われることに
■らくらく検温導入後の検温業務の変化
『保護者が紙に書いて伝えていた。紙でのやりとりが無くなったのが、一番大きな業務変化。』
○保護者
体温チェック表(紙)の提出漏れや紛失が無くなった(チェック表が道端に落ちていたことがあった)
自宅から保護者のスマホにより、検温の連絡ができるようになり、紙への記入の負担が無くなった
○教職員
バスキャッチと連動しているので、バスコース表の個人名の横に子どもの検温結果が表示される
バスキャッチで全体の検温チェックができるので、チェック作業を大幅に削減
○サーマルカメラ
教職員たちの検温も非常に楽になった(これまで園児と同じく、体温チェック表に記録していた)
○非接触体温計
医療機器の為、正確
教職員が未満児の検温が非常にスムーズになった
保育中の発熱対応。検温すると保護者アプリに自動で通知が行くので、お互い安心
■らくらく検温導入後の教職員の気持ちの変化
『保護者や子どもの「心の変化」に寄り添う時間を作りたい。』
・誰もが不安、精神的負担、ゴールが見えず、この変化に心が追いついていかない状況
・機械・システムに任せられることは任せる
→ロボットやAIによって代替できない、「保護者の声を聴く」「子どもに関わる時間」を作りたい
■らくらく検温導入開始までの過程
2020年6月~1年間
・検温アナログ対応
2021年7月
・ワイイシーショリューションズに新規お問い合わせの電話
・教職員に周知:1年間以上、大変だったけど有難う。というお礼と共に、良いものを見つけた、と伝えた
・保護者に周知:紙への記入ではなく、スマホから登録できることをメール配信で伝えた
2021年8月
・夏休みにテスト運用
2021年9月
・らくらく検温 本格運用開始
■らくらく検温の良い点
・日々の体温結果がグラフで表示ができる、健康管理としても活用できる
・検温に特化している為、無駄な機能が無く、使いやすい
■らくらく検温の悪い点
・サーマルカメラが環境やタイミングによって、誤検知する場合がある
・マスクの中の熱がこもってしまう。運動後、体が温まった状態で検温した
→少し時間が経過してから検温していただくことで、正しい数値が表示されます
・らくらく検温の登録用紙を無くしてしまった場合の再発行が面倒
→今後は卒園まで保管していただくように保護者にご案内する
■導入を検討している園の皆様へ一言
らくらく検温を取り入れることで、時間と心のゆとりがうまれるかもしれません。しかし、お金の掛かる事でもあり、各園さんでの検温業務の違いもあるかと思います。あくまで、らくらく検温を導入することが峯岡幼稚園にとって良い働きをしてくれるのではないかと思いました。
ワイイシーショリューションズより「らくらく検温」のご紹介
ポイント①
「園支援システム+バスキャッチ」と連携してできること
ポイント②
顧客視点での開発を心がけています!
・リリース後の機能強化ポイント
(1)サーマルカメラの顔登録 → 保護者アプリからできるようになりました!
(2)バスコースごとに、リマインダー(登録忘れ通知)が設定できるように
(3)バスキャッチの預かり保育確認画面にも表示できるようになりました
ポイント③
自治体のICT補助事業が利用できる場合がありますので、お気軽にお問い合わせください
参加者の皆様より事前に頂戴したご質問にお答えしました
(1)サーマルカメラについて
・設置条件は?温度は正確なの?といったご質問がありました。
サーマルカメラは体表面の温度を計測していますので、外気温に左右されます。そのため、屋内利用をお願いしております。また、コロナ禍でマスクの着用が当たり前になったので、マスクにこもる熱によって、温度が高く計測される場合もあります。
その場合の対策として、二次スクリーニングで非接触体温計も一緒にご活用いただくことをおすすめいたします。
・また、計測スピードは?というご質問もいただきました。
らくらく検温で利用しているサーマルカメラは測定スピードが速いという評価をいただいております。
ぜひデモなどでご体感ください!
(2)導入スケジュール
・導入までどのくらいかかるの?導入までに何をすればいいの?といったご質問もいただきました。
『導入までの5つのステップ』
①初期設定作業
使いたい機能をヒアリングして、初期設定をします。
②検温対象者登録作業
園児・職員データの登録作業です。バスキャッチから簡単に連携できます。
③保護者の利用通知
「利用開始のご案内」のテンプレートをご用意しております。
④保護者の初回ログイン
れんらくアプリと連携していただきます。
⑤運用開始
⇒準備期間は約1か月となります。
次回のオンラインセミナーについて
ただいま、次回オンラインセミナーの企画を進めています。実際に園でらくらく検温をご利用されている以下の様子をご紹介する予定です。
開催の詳細が決定いたしましたら、改めてお知らせをいたしますので、是非奮ってご参加ください。
・バス登園時の検温の様子
・サーマルカメラによる検温の様子
・QRコードの活用事例
・非接触体温計による検温の様子
まとめ
今回は、らくらく検温にとって初めてのウェビナー開催となりました。コロナの第6波で感染拡大が全国の幼稚園・保育園さんでも広がっている中で、検温業務の見直しに関心が高く、導入に関する具体的なご質問も多くいただきました。
次回は、実際にご利用の様子している様子を動画でご紹介する予定です。よろしければ次回のご参加もお待ちしております。
改めて、ウェビナーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ワイイシーショリューションズ
■「りりーふなっぷ らくらく検温」サービス概要
「りりーふなっぷ らくらく検温」は、いつでもどこでも検温データの共有が出来る検温システムです。
2021年7月に、VISH株式会社の「園支援システム+バスキャッチ(れんらくアプリ)」と連携したことをきっかけに、幼・保育施設の検温業務をサポートさせていただいております。
▼りりーふなっぷ らくらく検温HP
https://www.yec.ne.jp/rakurakukenon-hoiku/
▼りりーふなっぷ らくらく検温がTOKYO MXの番組「ええじゃない課Biz」で紹介されました
ぜひ、Youtubeでご覧ください!
https://youtu.be/pP4YGWbrWZw
■デモ依頼・資料請求/お問い合わせ先
「らくらく検温」の契約・利用方法に関するご意見・ご質問は、VISH株式会社および「園支援システム+バスキャッチ」では答えかねますので、以下のお問い合わせ先までお尋ねください。
【りりーふなっぷ らくらく検温】
株式会社ワイイーシーソリューションズ
担当:山木、小出、若松
TEL:045-662-0881
E-mail:info-reliefnap@yec.ne.jp
※ 園支援システム+バスキャッチご利用の施設様は「バスキャッチを利用している旨」をお伝え頂くとスムーズです
今後も園支援システム+バスキャッチサービスは、新機能リリース、機能改善を図ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
園支援システム+バスキャッチサービスの資料をご希望の方、リモートツールを活用したデモを希望の方は、[フォーム]よりお気軽に問い合わせください。
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